株式会社カネカ

神戸医療産業都市 進出企業インタビュー

細胞調整プロセスを標準化出来る製品を生み出し、再生・細胞医療の「実用化トップランナー」を目指す

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神戸医療産業都市ではどのような事業をされていますか?

 カネカは2014年7月から再生・細胞医療に関する研究開発、具体的には「羊膜間葉系幹細胞」の実用化に向けた研究開発を行っています。
 2015年度からは、再生・細胞医療に役立つ装置やデバイスを開発する研究部隊も神戸に合流しました。

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羊膜MSC(羊膜間葉系幹細胞)について教えてください。

 羊膜MSC(羊膜間葉系幹細胞)は、生体内に存在する幹細胞の中でも増殖性が高く大量培養大量生産に適した細胞です。コスト高になりがちな再生医療等製品の低コスト化が期待できます。拒絶反応が起こりにくいため他人に移植しやすいという利点があります。
 出産後不要となった羊膜から細胞を取得できるので、倫理的に問題がなく、国内で調達できるため、高い安全性を担保した純粋な国産製剤をつくることができる非常に魅力的な細胞です。
 現在はこの細胞の特長である免疫抑制効果を最大限に活かすことができる、免疫関連の疾患である難治性急性GVHDや、難治性クローン病などの炎症性疾患での薬事承認取得を目指しています。

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再生・細胞医療に取り組むきっかけについて教えてください。

 カネカは、血液中から病気の原因物質を選択的に吸着除去する技術を持っています。
 その技術を活かせば、再生・細胞医療で用いられる有用な細胞を効率的に分離できる。それによって再生・細胞医療の実現普及に大きく貢献できるのではないかと考えたことがきっかけです。
 また、これまで先端医療振興財団をはじめ再生・細胞医療に関連する多くの学術・研究機関とのつながりもあり、参入しやすいという状況でもありました。

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今後の取り組みについて教えてください。

 日本では基礎研究は進んでいるが実用化が遅れているといわれています。我々の狙いはその実用化というところにあり、細胞やデバイス装置の「実用化トップランナー」を目指したいと考えています。
 細胞に関しては、羊膜MSCの計画をきちんと進めるということ。すなわち羊膜MSCのほかの難治性疾患への適応拡大を目指します。また、その他の細胞の利用、例えばiPS細胞などの研究も行っていきたいと考えています。  デバイスや装置に関しては、細胞の分離・培養・回収・移植などの一連の製品の開発を継続していきたいと思っています。  細胞製剤はカネカにとっても日本にとっても新しい領域で、達成するために乗り越えないといけない壁が多くあります。非常に困難ですが、未来の医療のため未来の日本のため、何よりも患者様のために早期の実用化を目指してチャレンジしていきたいと考えています。

kaneka

神戸医療産業都市に進出して得られたメリットについて教えてください。

 神戸市は再生・細胞医療の分野で最もアクティブな都市であり、今後もさらに発展していくと考え、期待されています。我々はそこでの様々なシナジーを狙って研究開発拠点を設けました。実際にメリットが沢山あると感じています。例えば理化学研究所や先端医療振興財団との共同研究の実施や、PMDAとの相談申請のサポート。再生医療に関する講演会や勉強会を通じた学術面、費用負担などの資金面といったサポートをいろいろ受けて多くの恩恵を感じています。

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企業情報

株式会社カネカ
神戸市中央区港島南町6-7-3(神戸MI R&Dセンター)
http://www.kaneka.co.jp/

 

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